こんにちは、もふず昔話し子猫編、2017年の6月初旬のお話でございます。
当時オレゴンで暮らしていたエル嬢が子猫ちゃんたちにご挨拶を、と週末に帰省しておりました。
きりん君とみかんちゃんは子猫ならではのやんちゃぶり。派手な靴下をはいたエル嬢の振り回すおもちゃの 負けずに派手なしましま布に絡みついて遊んでいました。ふじ君はその間 猫クッションでお昼寝。ちょっとくしゃみもしていたので、風邪気味なのかな、と思っておりました。
夕方になり、様子を見に参りますと、ふじ君、やはり元気がありません。ちょっと心配になったので、土曜日の夜ではありましたが、24時間体制の救急獣医さんに連れていくことにしました。
獣医さん、ぽてぽて触診し、呼吸を聞いたりして、うーん、やはり風邪じゃないかな、と仰るので、ちょっと安心して帰宅いたしました。
それでも心配のもふママ、子猫隔離部屋にマットと毛布を持ち込んで一晩一緒に過ごすことに。一晩中、もふママはうとうとしながら、子猫ちゃんがカリカリを食べる音がすれば、誰が食べているのか確認。毛布に潜り込んできたらなでなでしながらやはり確認。ふじ君もカリカリを食べ、毛布に潜り込んでごろごろ甘えにきたのを確認できたので、ああよかった、とほっとしていたのです。
食欲があって甘えにきてくれるのなら健康な証拠、と思い込んでいたのです。ねこは具合が悪ければご飯を食べずに接触を避ける、と信じていたところがありました。
ところが翌朝、ふじ君の様態は目に見えて悪化。歩くことも辛そうです。これは、風邪ではない!と確信をもったもふママはまた救急獣医さんへ。別のお医者様に診ていただいたのですが、心音を聞いて、これは何かあります、と仰る。心音がものすごく大きく早いとのこと。これはエコー検査をした方がいいと思います、ちょうど専門の人がいるので、今できますが、どうしますか?
もちろん、お願いします。
診断は酷なものでした。大動脈中隔欠損症、および、心室中隔欠損症。生まれつきのものでした。ふじ君の心臓、体がうんと小さかった頃はなんとかなっていたのでしょうが、育ち始めたふじ君をもう支えることはできなくなっていたのです。
この時点でふじ君は意識不明でした。
残念ながら、手の施しようはありません。とても親身になってくれた獣医さんでした。
楽にしてあげてください。お願いします。
愛らしい天使のような子でした。
もふママは今まで何匹もの猫さんの旅立ちを見送ってきました。どの時も辛く、胸の痛い経験です。それでも まさか、生後3か月の子猫ちゃんが、うちに来て一週間で旅立つとは思いもよらないことでした。
10数年一緒に過ごした猫ちゃんを見送る度に、自分の中の何かも一緒に旅立っていったな、思うもふママ。ふじ君、たった一週間ではありましたが、やはり何かが旅立っていったように感じられました。
軽くなったキャリアーを持っての帰り道というのは本当に辛いですね。危ないから泣きながらの運転はいかん、と思っていても、どうにもなりませんでした。日曜日の朝で道路が空いていてよかったです。
悲しいお話でごめんなさい。
お付き合いしていただいてありがとうございました。
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