こんにちは。いよいよ子猫編の最終回となりました。
さて、生体検査で菌が見つからなかったこまちゃん、どうしましょうか。獣医さんも困られたと思います。なんし、こまはこの頃生後4か月ちょい。小さな子猫の細い前足の骨から菌を取り出すというのはとても難しい作業です。骨髄炎のこうした検査にはこういうことも結構あるということです。
もふママ、いつもは左程使っていない脳細胞を必死に活動させました。クリンダマイシンが効かなかった、ということなので、敵はおそらく好気性グラム陰性菌。にゃんさんのお口にはいっぱい菌が泳いでおり、好気性グラム陰性菌もうようよ。手加減知らずの子猫たちがわちゃわちゃ遊んでいるうちに、がぶっとやってしまった深い傷が原因かもしれない、と考えたもふママ、好気性グラム陰性菌に強いペニシリン系の抗生物質を使ってみてはどうでしょう、とお願いいたしました。
クリンダマイシンを使った折に、ちょっとよくなったっぽく見えたのは、好気性グラム陰性菌以外の菌もいて、それに対する効力がでたのかもしれません。クリンダマイシンは骨への浸透性が良いので、骨髄炎の治療には理がかなっています。でも好気性グラム陰性菌での炎症があるとすれば、これは他の抗生物質を使うしかありません。
はて、ペニシリン系のお薬の骨髄への浸透性はどうなのか、とちょっと先生は迷ったようですが、もふママのごり押しと、なんもしないよりいいか、ということで、
前足一本でひょこひょこ歩くこまちゃんを見るのは辛かったです。もしお薬で治らず、外科的治療となったらどうしよう、と不安でした。どんなことになっても、必ずこまちゃんが楽しい毎日を送れるように努力するんだ、と腹をくくったものの、やはり、お薬が効きますように、と祈る気持ちの毎日でした。
2週間くらい経った頃でしょうか。なーんとなく腫れが小さくなっているような。でも、以前もそれで皮算用でしたから、もふママ、慎重に慎重にと自戒しておりました。それでも気を付けて見ていると時々足をついています。
あれ?
4週間後のレントゲンでもやはり腫れが少しよくなってます。おおおおお~、もしや、もしや。1月にとったレントゲン
投薬は3月末まで続きました。完全に腫れがなくなることはないかもしれない、とは言われてましたが、こまは2月初旬くらいからはもう足をかばうこともなく、以前のように元気に走り回ってました。
思いがけない闘病生活でした。ふじくんの心臓疾患、こまちゃんの骨髄炎、子猫といえば健康優良児しか知らなかったもふママには驚きの連続でした。わからないことだらけで随分オロオロ右往左往の数か月でした。
こまちゃんの骨髄炎も珍しいケースだったそうです。わりとよく使われるペニシリン系のお薬が効いたというのはラッキーなことでした。
こまちゃん、今はもうすっかり回復し、元気なやんちゃ娘となりました。骨髄炎の形跡は裸眼で観察することはできませんし、患部のあたりを触ってみても腫れは感じられません。
元気に大きくなってくれて、もふママ、本当に嬉しいです。
もふズの子猫時代のお話、長々と続きました。お付き合いありがとうございました。
また元の日記に戻ります。
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