おはようございます！
うちには一枚の白黒の写真が写真たてに入って飾っております。これは私がこのおうちに来る前からあったもの。若い女性がちょとシアトリカルに山高帽っていうのかな？コーラスラインの帽子みたいの被って、ちょっとミュージカルっぽい姿でにっこりしているものです。
私はこのお写真、ず～っとエル嬢のものだ、と思っていたんです。エル嬢はちょっとクラシックなファッションに凝っていた時もあったし、このお顔がエル嬢そのものでしたから、ちょっとシアトリカルに決めて白黒でクラシックなお写真撮ったのだろう、と思っていたんです。
なんかの折にこの写真の話になった時、驚きました。
え？違うよ。私じゃないよ？
え？そうなの？じゃ、これは一体どなたなの？
僕のお母さんだよ
OMG OMG OMG
ぱぱ君のお母様、エル嬢のお祖母さま、そして、私にとってはご義母さま。他界なさる前10年ほどのお付き合いでしたが、私はこの方が大好きだったんです。昔堅気の万能主婦でいつもこぎれいになさっておりましたが、言いたいことははっきり言う、でもそれが後に引かないポジティブなオーラをもっている女性でした。
私なんぞは簡単に手なずけられてしまったのですが、さすがに私が知っている彼女はお歳も召しており、このお写真の若い子の面影ではなかったのです。
だって、これ、どこからみてもエルちゃんだわよ
不思議なのです。
エル嬢はぱぱ似ではありませぬ。産みのお母さまにも似ておりません。今の家族の写真をみせると、どちらかというと血のつながっていない私に似ている、と言われることが多いそうで（なんでや？人種も違うで！）。
更に言えば、ぱぱはどちらかというとぱぱのお父さん似で、お義母さんにはあまり似ておりませぬ。
エル嬢はぱぱ君には伝わっていないはずの若い頃のお義母さま容貌が、どのように伝わったものなのでしょか。
え？わたす？そいつぁちょっと。や、実はきりんさんは産みのお母さんそっくりさん。彼女も真っ白猫さんだったんです。
ゆず君のお母さんもお父さんもちょっと違う系統のお顔でしたよねえ。
そうだったかしら。でもみかんちゃんのぱぱは大柄な猫さんでしたねえ。
里親さんからは、この子は小柄ちゃんよ、と言われてました。たしかに細身で一番小柄な子でありますね。
そういえば、こまちゃんもあまりご両親似ではありませぬ。この子達にも飛び石遺伝みたいなものがあるのでしょうかしら。
だいたい見栄えというのは、いったいどうやって決められているのでしょうね。我々動物にしても、植物やお魚さんにしても。
マグロ君がサンマ君のようになることもなく、コスモスが牡丹のような花をつけることもなく。そして私たちはオメメ２つ、お鼻とお口ひとつずつ、ちゃんとついてくるんですから。
不思議なものですね！
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
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