おはようございます。
昨日の続きです。
さて、EDの個室に移されたぱぱ君。車輪のついた、ED用ベッドに横たわり、右人差し指に酸素飽和度チェックをつけ、左上腕には血圧測定の腕帯、胸部や足首にはECGの為の電極シール。ナースや研修医さんがきて、またいろいろな問診。IVカニューレをつけて、血液検査のための採血。とにかく痛みがひどいので、痛み止めも出してもらいました。
私たち、実はこの場に及んでもまだこれが心臓疾患であるとはあまり思っていなかったんです。なんせ、血圧も脈拍もノーマル。ECGもノーマル。
最初の採血で調べられたトロポニンという物質、心臓になんらかの欠陥があればこれが血液内でどんどん増えていくんです。が、最初のレベルはノーマル。が、これは症状が出てしばらくしないと上昇しないことが多いので、数時間後また調べることになります。
実は、密かにこれはコロナワクチンブースター接種の副作用ではないか、と考えてもおりました。心臓関係では、稀なケースとして心筋炎と心膜炎が考えられます。心筋炎は主に若い人、症状は接種後だいたい3日くらいで出てきます。心膜炎はもうちょっとお歳がいった人が多く、症状が出るのも時間がかかり、だいたい20日くらいの場合もある、といった論文を読んで
心膜炎の可能性はないのか
考えておりました。そこへ、ER医師さんご登場。いろいろお話をし、このことも一応話してみました。彼が言うにはEDとしては、とにかく命にかかわる危険な疾患から患者を守ることが第一優先、故に、心臓専門医に診てもらい、心筋梗塞関係を調べたい、と、これまた理路整然。仰る通りです。そこで、ヘパリン、抗凝固剤を入れることになりました。
心膜炎の場合、水が溜まることがあるんです。エコーであればそれが見えるはず。その他、心膜炎は座って前かがみになると痛みが和らぐ傾向があります。それをしてみると
う~、なんとなく まし かも
というご意見。そこで念のため、心エコー検査をやってもらえないか、と頼んだところ、快諾していただきました。先生は先のレジデントさんと一緒にエコー機を持ってきてくれました。そこで問題のなのが、ぱぱ君の胸のあたりに散らばりついている、電極シール。これをはがさなきゃいけないわけで、レジデントさんは、おそるおそる、私は、がーっと一気に剥がし始めました。
ぎょえ~
おケケが引っ張られて、ワックス的な状態。かなり痛いそう。女性にはようわかりまへんけど。
エコーはテレビ画面みたいなもんがありますので、我々も同時進行で観ることが出来ます。
水がたまっている証拠はゼロ。
この他の心膜炎によくある症状はなく、心膜炎の可能性は低いことになりました。
ER先生:もう少ししたら、心臓専門医が来ます。そこでもっと詳しく調べられると思います。
ERというところは、待ち時間の多いところ。普段じっとしていることの少ない私には、これがなかなかの辛いところでもありました。
また続きます。
きりんさんよりご挨拶。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
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