おはようございます。
昨日、マンモ検査でひっかかり、バイオプシー検査で釈放されるまでの心理的あれこれを考えておりましたが、ふと
Sさんも辛かったろうな
ある人のことを思い出しておりました。
Sさんは当時50代半ば。小柄で金髪のショートカットがよく似合う溌溂として楽しい方でした。友人、という仲ではございませんでしたが、仕事で何度かご一緒させていただきました。
20代後半に初めての乳がん。その後も何度か手術や治療を繰り返してきたのですが
👱♀️また化学療法せんとならんのよ
以前より転移が見つかっており、治療は進行を遅らせる方向へむかっておりました。
何クールかの治療を終えて
👱♀️快調にいってるのよ
お若いころのことは存じませんが、当時は独り身でらした彼女。
👱♀️とにかく頑張って働かなくちゃ
健康保険のことなんですよ。シニアにはまだ遠い身となれば、職場で健康保険を確保するのがコストの点でも手続きの点でも一番簡単です。
まだACA, いわゆるオバマケアが施行されるちょっと前のことですから、ガン既往歴のある彼女が個人で保険を買うとなったら、大変なことでもありました。
ガン患者さんにとって命をつなげる治療にはあらゆる副作用があります。つらい病がある人が治療を受けるためには働き続けなくてはならない、というのは
矛盾しとるわ
始終明るいSさんでしたが、進行性の病気です。随分体重を落とされたようでした。
👱♀️そろそろ辞め時だと思っているのよ
保険はどうするの?と訊くと、
👱♀️がんもここまでくると障害者保険に入れるんよ
それから数か月後に彼女は亡くなりました。享年55歳。25年近い病歴でらして、検査などは数えきれないくらいなさってきたことでしょう。そのたびにドキドキはらはら、感情のジェットコースターもあったことと思います。
私の経験など、比べるのもおこがましい、蚤みたいなものですが、それでも照らし合わせてみて、
Sさんも辛かったろうなあ
あの溌溂とした笑顔の奥には、長い月日の中で消化しきれなかった感情のScar Tissueみたいなもんがあったのかもなあ、と今になって気づき
無知な対応していたんだろうなあ
🕐🕑🕒🕓🕔🕕🕖🕗🕘🕙🕚🕛
無知でいたことを気づいてなかった、っていうのが一番痛いですね。
今日もリラクゼーションの猫釣りをば
羽ちゃん捕まえてご機嫌なこまちゃん。が、
虎視眈々のきりんさんも。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
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