こんにちは。アメリカの昨今、なんやらあっちでもこっちでもわやくちゃで、いろいろ落ち着きませんね。
落ち着かないアメリカですが、ソルトレイクは比較的平和な街です。もふ家はぎっしり家が建っている住宅街の中ですので、あまり怖いことが起きたりすることはありません。ところがですよ、以前こんなことがありました。
朝もふママが、さてお仕度でもしよか、と思っていると、どうももふズが玄関先のサイドポーチに向かった窓のあたりに集合してます。なにかな?と思ってもふママも窓の外を見てみると、
あれ、なんか転がってる? 😧😧😧😧😧
毛布にくるまった人の形のもの、靴一足👟👟、バックパック🎒が一揃い、うちのサイドポーチに転がっているではないですか。その日はもふパパ、早朝会議でお仕事場へ行ってしまっており、電話にも出ません。仕方ありません。もふママ、なんとかせねば、と まずは玄関先から
あの~、大丈夫ですか?🙋♀️🙋♀️🙋♀️
と訊いてみました。なにやらモゾモゾと動く気配。とりあえず、生きてらっしゃるな、と確認したものの、果たして怪我さなっているか、病をおわれたか、はたまた極悪人の鉄砲持ちか、まったくわからないわけですから、もふママ困ってしまいました。
困ってしまった時はどうするか。
むむうー、ググるっきゃないっしょ。💻💻💻
困ったときのグーグル頼み。早速、人がポーチで寝てる、みたいなことで検索してみますと、出るわ、出るわ。犯罪がらみの記事がどっさり。
げげげ、これはまずい。😰😰😰
慌ててお友達に電話をして状況を話すと、
友: すぐ警察に電話せんかい!
もふママ: え?うそ、ほんと?警察って、ソルトレイクの署の、ええっとぉー
友: どあほう!911 せんかい!
すごい剣幕で怒られてしもうて。よし、そうか、911か。大丈夫 大丈夫。怖くない、怖くない。テレビでみてるからね、こういうの。911ってディスパッチャーがまず、
911、What's your emergency? (911です。緊急事態ですね、どうされましたか?)ってくるんでしょ。よっしゃー、こっちとら道産子だいっ!(なんの関係?)まかしとけ!
ツーツーツー、ガシャ (あっ、電話出た!)
落ち着いた声のディスパッチャーさん、よっしゃあー、と意気込んだもふママに
911、What's your zip code? (911です、あなたの郵便番号は?)
えええええっとぅー? 😶😶😶😶😶
思わぬ展開に頭が真っ白になったもふママ、あたふた、しどろもどろ。どうやらこの辺りの911、郵便番号ごとの署に回す仕組みになっているよう。
なんとか郵便番号を伝え、事情を話すと、
その人の身長はどのくらい? 😶 (毛布にくるまっている人の身長がどうしてわかる?)
その人の髪の色は?😶 (毛布にくるまっている人の髪の色がどうしてわかる?)
わけのわからない問答の後、誰かをこちらに寄こしてくれることに。もふママ、サイドポーチのところの窓にひっついて、🚓👮👮♀️👮♂️ を待っていたのですが、来たのは🚒👩🚒👨🚒。 でも屈強な大男さんたちが消防車からぞろぞろ出てらしたのを見た時はほっとしましたです。
毛布から出てきたのは若い男の人。30前ではないでしょうか。特に怪我や病があったわけではなさそうですが、消防士の方々にここで寝てはいかんよ、と諭されてとっても不服そうに起き上がり、山のほうに向かって住宅街を歩いて去ってゆきました。どうやら前日に10キロくらい離れたところにある森の中のホームレス村が片付けられてしまったそうで、そこから追い出されて行き場を失った人が屋根のあるうちのサイドポーチをみつけて、こりゃ丁度いいわ、ということになったらしいです。
そう聞くとなんかお気の毒ではありますが、後でそのあたりを見ると煙草の吸殻が。火事になったらどうすんのよ!と ちょっとむかっ腹立てたもふママでした。
でも何事もなくてよかったです。
ところで、911, What's your zip code? っていうの、この辺りだけなのでしょうか。それとも全国的にそうなのでしょうか。それならば、テレビのドラマでちゃんとその様な展開を組み入れて欲しいものです。
しばらくちょっと玄関先が気になってしょうがありませんでした。
いえ、あの、ちょっと違うとは思いますが。。。。
😓😓😓
皆さまもお気をつけられますように。
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